薬物療法などで、心筋梗塞の前段階の狭心症がよくならなかった時には、「カテーテル治療」を行います。
心筋梗塞を起こした場合にもカテーテル治療は行われます。
心筋梗塞の治療に「バイパス手術」というものもありますが、早急の治療が必要な心筋梗塞には、バイパス手術よりも、即座に治療が出来るカテーテル治療のほうが優先されます。
カテーテル治療とは、動脈硬化で狭くなった冠動脈を内側から広げる治療法です。
カテーテルと呼ばれる細くて柔らかい管を、脚の付け根などの動脈から冠動脈に送り込みます。
この治療法は、いまから約30年ほど前から始まりました。
手術より体への負担が少ないため、世界で毎年約200万件ものカテーテル治療が行われています。
心筋梗塞を起こした患者さんに対し、血栓を溶かす血栓溶解薬を注射した場合と、治療後の血管の再狭窄率が低い「薬剤溶出ステント」によるカテーテル治療を行った場合では、心筋梗塞の再発率や死亡率がカテーテル治療の方が低いことがわかっています。